2021/05/09

いつかまた。

 


MELOG 猫と暮らすってどういうこと


その夜、コトンと音を立てて、

そう、実際にはコトンという音は出てなどいないのに、

なぜか、その場を思い起こすたびに、

先代猫の「だい」の最後の時に、コトンと音がして、

息絶えたように記憶しているのが不思議でならないのです。

律儀な「だい」は、その数分前まで、

家人を玄関まで迎えに出たりしていました。

いつも賢くて優しい「だい」の猫性をいくつもの場面で思い出します。


なかなかのイケメンさんでした (   ╹◡╹)b

むむ....


そう。
コトンという、ないのにある記憶の音が
2016年の秋からずっと、わたしの耳に残っているのですね。

その音は、「もう、行くね。待ってるからね」という言葉のようにも
聞こえます。

そうなのです。
「だい」はずっと、待っているのです。
いつか、あの世界の近くにあるという「猫たちの世界」で。

今年は2021年ですから、早、5年という時間が流れました。

こんな器用な格好でよく眠っていました。

すぴ〜


でも、強い情感を伴う人の記憶は、
時間を超越してしまうものなのですね。

先に行ったのが最愛の人ならば、
それはもう、瞬時に時間を越えてしまうのは当然ですが、
わたしにとって、「だい」はその領域に入っているわけです。

きょうは特別に「だい」の思い出に引き寄せられます。
庭には、

「だい」のモニュメントがあり、



部屋には、等身大のぬいぐるみがあります。
どちらも、いつも声をかけていますから、
魂が込められていると信じていますよ。

ここでずっと見てるからね


いつか、また ♡



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