MELOG 猫と暮らすってどういうこと
その夜、コトンと音を立てて、
そう、実際にはコトンという音は出てなどいないのに、
なぜか、その場を思い起こすたびに、
先代猫の「だい」の最後の時に、コトンと音がして、
息絶えたように記憶しているのが不思議でならないのです。
律儀な「だい」は、その数分前まで、
家人を玄関まで迎えに出たりしていました。
いつも賢くて優しい「だい」の猫性をいくつもの場面で思い出します。
なかなかのイケメンさんでした ( ╹◡╹)b
むむ....
そう。
コトンという、ないのにある記憶の音が
2016年の秋からずっと、わたしの耳に残っているのですね。
その音は、「もう、行くね。待ってるからね」という言葉のようにも
聞こえます。
そうなのです。
「だい」はずっと、待っているのです。
いつか、あの世界の近くにあるという「猫たちの世界」で。
今年は2021年ですから、早、5年という時間が流れました。
こんな器用な格好でよく眠っていました。
すぴ〜
でも、強い情感を伴う人の記憶は、
時間を超越してしまうものなのですね。
先に行ったのが最愛の人ならば、
それはもう、瞬時に時間を越えてしまうのは当然ですが、
わたしにとって、「だい」はその領域に入っているわけです。
きょうは特別に「だい」の思い出に引き寄せられます。
庭には、
「だい」のモニュメントがあり、
どちらも、いつも声をかけていますから、
魂が込められていると信じていますよ。
ここでずっと見てるからね
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