2011/11/14

この子だけで充分

他のブログさんを訪問していると、
迷い猫を保護して、家族として迎えている方や、
里親を探していらっしゃる方などに出会います。

命あるものへの人の愛しみ、ほんとうに頭が下がります。
私も、日本に居るか、ここ(韓国)で一戸建ての家に住んでいたら、
そして健康であれば、そのような活動をしたいと思います。

でも、大学の寄宿舎暮らしではそれは無理というもの。
dai さえも内緒の暮らしなのですから。

でも、そんな私の前に、何年か前、突然キャンパスに現れた白血病の猫さんがいました。
以前加入していたSMSの方たちはよくご存知の出来事なのですが、
見過ごすことができず、dai のかかりつけのエニーペット病院の崔先生に診ていただきました。

とりあえず50%の助かる確率を信じて入院し、治療を続けた彼(♂でした)は
命を取り留めました。回復していく彼(show君と命名)を見て嬉しかったのですが、
さて、このあとどうしようかと悩んだ挙句、病院に預かっていただきました。

成猫なのでもらい手がなく、私も引き取れず、時間が過ぎていくうちに、
ついに先生「うちの子になりましたから」と仰ってくださいました。


(show 君・4才位)


優しい崔先生に本当に感謝しています。
今も病院のペルシャ猫と仲良くまったりと良い時間を過ごしています。
幸い人見知りも友達見知りもしない大人しい性格なので、あまり手を焼かせることもなく、
環境に馴染んでいるのです。


私はdai に最後まで責任を持たなければなりません。


体力のない自分の寿命とdai の命のシーソーゲームの毎日だなあと想いながら…。
人は動物のより良き環境に責任があり、動物は人に色んな贈物を返してくれています。

なので、

「この子だけで充分」
という思いは、決してこの子だけが大切であるとか可愛いというわけではなく
私が置かれた環境と事情ゆえに、止むなく「この子だけで充分」と言わざるを得ないのです。