2025/05/05

   蝶のお話

 



CHEMEBLOG と暮らすってこういうことでしょ  

ひと&ちび姫たち&にゃん&わん&小鳥たち



   オオカバマダラ

   この蝶の名前をご存知ですか。
   蝶の写真を見て、涙が出たのは初めてです。


(拝借)

  〜資料を参考にしました〜

  オオカバマダラは、毎年カリフォルニア州やメキシコで、

  何百万という規模驚くべき集団越冬を行うことで知られています。

  北米に生息するオオカバマダラは、

  5000キロにもおよぶ壮大な旅をする唯一のチョウです。

  毎年、冬の到来を前に移動を開始します。

  少しでも旅立ちが遅れると死に絶えてしまうからです。



                                                (拝借)

    オオカバマダラの一生は卵から始まります。

    孵化して幼虫になると、まず卵の殻を食べ、

    やがて卵が産み付けられていたトウワタを食べるようになります。

   オオカバマダラの幼虫のエサの大半はトウワタです。


(拝借)

   太った幼虫は、みずみずしく色鮮やかなイモムシになり、

   サナギの段階に入ると体の周りに硬い殻を形成します。

   サナギは羽化すると黒色やオレンジ色、白色の模様のある美しい成虫

   になります。鮮やかで特徴的な模様はひときわ目立つが、

   外敵に対して、食べてもまずくて毒があるという警告を

   与えているといいます。


                                          (拝借)

  

  夏の終わりから秋の初めにかけてサナギから成虫になるオオカダマダラは、

  日が長く暖かい夏の時期に成虫になるほかのチョウとは異なります。

  彼らは壮大な旅をして戻って来ます。冬を目の前にして成虫になると、

  すぐに長い旅に向けて飛び立つ準備を始めます。

  翌年の冬の移動が始まるまで、夏の間に何世代かの世代交代が繰り返され、

  前年に大移動を行ったひ孫の世代が次に越冬の旅に出ます。

  けれども、どういうわけか、新しい世代は祖先と同じルートをたどり、

  時にはまったく同じ木に戻ることもあります。

     ロッキー山脈の東で夏を過ごすオオカバマダラの生息数の減少について

        懸念している科学者は多いのです。この集団は、もともと数が少ない上、

     越冬地であるメキシコで自然災害が頻発していることと、

        夏の生息地でのトウワタの耕作面積が減少したことにより、

        生存が危ぶまれています。


  

     オオカバマダラが教えてくれる教訓がすごいです。

   三代かけて、目的地に辿り着くそうですが、

   先祖から受け継いだ目的地に向かって、同じルートを辿り、

   ときに、同じ止まり木に止まるということですが、

   先祖の教えを守り抜き、尊び、伝統を受け継いでいくということに

   感銘しました。

   しかも親蝶が止まった木に止まることもあると(誰か調べたの?)か。

   これはもう、一大ドラマではありませんか。

   不屈の精神と伝統を重んじる彼らに深い感銘と教訓をいただきました !